2008年04月24日

西が左で東が右で

エスカレーターの追い越しマナー(?)は 「関東は右側、関西は左側を空けておく」 というのが有名ですよね。なんでも岐阜県辺りが境界で、そこでは右派も左派も半々位なんだとか。なんか蕎麦つゆを髣髴とさせて面白い話ですが…エスカレーターの方にも何某かの文化的な背景があるんですかね?

で、ネット上で調べてみると、幾つかの説が散見されました。

【1】自動車の影響(車は右側が追い越し車線だから)。関西が逆なのは、大阪万博の影響のため(諸外国は左側が追い越し車線)。

【2】大阪万博の際、主に左空けが標準だった欧米諸国にならったため、関西ではそれが定着。その後エスカレーターが増えるににつれ、関東では従来からの習慣(追い越しは右側)によって逆となった。

【3】武家社会の頃は、武士同士がすれ違う時、刀の鞘が当って喧嘩にならないように、人は左側通行だった。昭和になって道路交通法で人は右側通行、車は左側通行に変更された。関西は古い慣習を残し、関東は新しい習慣に従っている。

…こうしてみると、いずれの説にせよエスカレーターでの追い越しってかなり早くからあったんですかね。もっと最近の話かと思ってました。【3】の説がエスカレーターの追い越し者を 『歩行者』 になぞらえてるのか 『追い越し車線』 になぞらえてるのか判別付きませんが…まぁ、どれもそれっぽくはあるけど、腑にまでは落ちない、と感じるのは自分だけでしょうか。多分交通ルールが元になってるのは間違いないと思うけど、ならなぜ西と東で逆になるのか? そこには歴史的経緯だけでなく、もっとこう… 『気質』 に根差す理由があるんではないか?

関東人である自分からみて、関東の 「追い越しは右」 ルールのベースになっている感覚は十中八九 『車同士の場合、追い越しは右』 だと思います (もしかしたら 『歩行者は右』 も並立してるかも)。これは 『左側に立つ人=普通に走ってる車』 『右側で追い越す人=スピード上げて追い越してる車』 というなぞらえであり、そこには左側がノーマル、右側がイレギュラーという感覚があると思います。

では関西は何故 「追い越しは左」 になるのか? …全くの憶測ですが、そのベース感覚は 『車は左、人(歩行者)は右』 じゃないでしょうか。関東の場合は 『車同士』 ですが、関西の場合は 『車と人』 の関係です。そして車社会的に考えれば、ノーマルなのは車(左側)の方であり、人(右側)はあえてスピードを落としているイレギュラーだ、となぞらえられます。

…つまりエスカレーターにおいて、関東では歩かない事が、関西では歩く事がデフォルトなんじゃないでしょうか!? こう考えると、地域的な気質を背景にしたある意味で腑に落ちる筋立てになると思うのですが、どうでしょう! …いや、どうでしょうって言うには余りに大雑把なんですけども(汗)。てゆーか、もし関西の人の気質を見誤ってたらスミマセン(^^;

そもそも日本だけ見ても 『関東・福岡・北海道・長野・岡山は右空け、関西・仙台は左空け』 だったり、その手の習慣の無い地方も多いなど、わりに複雑らしいですし…外国でも 『ロンドン・ワシントン・ボストン・香港・ソウル・モスクワの地下鉄は左空け、シンガポール・オーストラリア・ニュージーランドは右空け。国際的には左空けが多数』 で、必ずしも交通ルールとは一致しないようです。もしこれらの大半がその土地の人の気質と関連するなら先の説も有力になるかもしれませんが…まぁ、それは無いでしょうね(^^;。もしそうだったら面白いんですけどね〜。


≪参考≫
エスカレータ - Wikipedia
ITコンシェルジュの Try ! & Error ? > エスカレータは歩行禁止?!
@nifty:デイリーポータルZ:エスカレーター、右側に立つのか左側に立つのか


…余談ですが、交通ルール的なものとは全く関係の無い所での気質的・文化的理由も考えられますね。例えば 『左右どちらの手を空け、どちらの手で手摺をつかみ、どちらの手に荷物を持ちたいか』 『どっちの肩に荷物をかけるか』 みたいな。
posted by へこ at 18:44| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
岐阜には3年間ほど住んでましたが、エスカレーターで片側を空けるという習慣自体が定着してなかったですね。
田舎でのんびりしてるし、エスカレーターも少ないからなかな。
きっとそれが東西の影響力を遮断する関所的役割を果たしているのでしょう。
つかお久しぶりでござんす。
Posted by Languor at 2008年08月03日 20:26
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